【鉾岳、ほこだけ】
所在地 宮崎県延岡市北方町
標高 1.277メートル
左写真は上鹿川キャンプ場から見た鉾岳、その堂々たる雄岳、雌岳の二つの岩峰は見る人の登頂欲をそそるが主峰鬼の目山から分岐した尾根先端のひとつだともいえる。
登山口の標高730メートル
上鹿川キャンプ場より林道を約20分ほど登った右に登山口がある。
鉾谷コースで登り1時間40分、下り1時間20分ほど。
途中のナメと音もなく流れる水が素晴らしい。
雄岳頂上は木立で眺望が良くないので10メートルほど下った岩の上から眺めを楽しもう。
上鹿川渓谷を直下に見おろすとその高度感に圧倒される。
また鉾谷中程より登る雌岳南面花崗岩の大岩壁はロッククライミングの名所でしばしば登山道から岩壁を登るクライマーを見ることが出来る。
林道を利用する場合は道路崩壊のため車両通行不能で徒歩になるが2時間30分ほどかかる。
鉾谷を登り切ったところにある旧林道跡を右に300メートル程行った左の谷が鬼の目山の登山口である。
またここ鉾岳にしか咲かないと言われる珍しい「つちびの花」も有名で6月になると各地から愛好者が集まってくる。
上鹿川キャンプ場駐車場横から10分ほど登った登山口。同行のJH6SYO門川の甲斐勝美氏。「つちびの花」のことも彼に聞いて初めて知った。
鉾谷の登山道は右岸から左岸へ左岸から右岸へと2回流れを渡るが2回目のナメがいつ来ても素晴らしい。
写真鉾谷右岸から見た雌岳南面、花崗岩の大絶壁知る人ぞ知るロッククライミングの名所で休日ごとに訪れるクライマーは多い。
登山道から樹間をとおして雌岳南面花崗岩の大絶壁を登るクライマーの姿を見ることが出来る。
上を見るとまるで青葉のトンネルで谷を吹き上げてくる風と清流はまさに極楽極楽
ナメの中間で初めて見た「つちびの花」何回も登っているのにそんな貴重な花が咲いているのは知らなかった。世界中でここ鉾岳にしかないなんて・・・・
いつも淋しい頂上下の岩場も「つちびの花」を求めてやってきた福岡や大分のグループが正面の大崩や釣り鐘山を眺めながら楽しい昼食タイム
頂上付近の藪の中にも何本か「つちびの花」がありました。思っていたよりは地味で平凡な花に見えましたが成長の遅い木でこれだけになるのに10年かかっているとか。
撮影機材だけで10キロほど担いで登った甲斐勝美氏。夢中になって岩場から落ちないかとはらはら・・左足が岩の外に出ちょるが!
鬼の目林道の工事小屋付近から眺めた鉾岳の後ろ姿。